学芸大学工芸会

東京都立工芸高校OBのブログ 国立東京学芸大学とは関係がないよ。

プラムツリーBOOKフェアに参加しました。

今年3月に東林間のギャラリー、プラムツリーにてプラムツリーBOOKフェアが開催されました。テーマは「SF」ということで私も小林蒼(こばやし・あお)名義で参加しました。(ペンネームがいつもと違うのは、同人誌を作っているときに絵面として九頭見灯火だと絵面が悪いことに起因しています。同一人物です。)

 

 

現地に出向いたのは3月16日。同じく参加されている秋待諷月様、ファンタジー作家の武石勝義様とご一緒させていただきました。当日は和気あいあいと楽しく過ごしました。皆様、ありがとうございました。

 

 

入るとコンパクトな室内に濃密な展示空間が広がっていました。紫色の背表紙が私のサークル、銀経の同人誌となっています。

 

 

同人誌は会期後の通販と合わせて完売しました。

気づけば終わってからひと月ほど経過してしまいまして報告が遅れました。同人誌の再販はいまのところ予定していません。

2023年度工芸祭

28日に工芸祭に行ってきました。

Twitter(X)では都立工芸お嬢様部が工芸祭のことを呟いていました。もうそんな時期ですね。行く予定は立てていたのですが、きちんと周りに話したのは金曜日のことでした。

 

工芸祭と言えば看板や門のデザインがすごいこと、すごいこと。

工芸祭看板その1

工芸祭看板その2

今回のテーマは「工芸中華街」

毎年テーマは学生のあいだで決定されるわけですが、どんな候補が出たのかは気になりますね。

門をくぐって工芸祭入場。

中華っぽい置物がお出迎え。

階段では虎が虎視眈々と私たちを狙っております。

今回のプログラム。

今回のポスター。

展示内容はいつも通り、お馴染みの作品展示でした。工芸生の力作が並びます。卒業生などが入場可能だった今回、物販が多かった印象でした。即売り切れでしたし、並ぶ列もすごかったです。

 

我がグラフィックアーツ科(G科)はレタッチ、3DCG、アニメーション、ウェブデザイン、プレゼンテーションを重点的にやっているようで、時の流れを感じますね。とはいえ、紙面レイアウトの授業、ポスター、写真の授業は健在でした。暗室を使って写真を現像するまでの過程は変わっていないようです。ちょっと面白そうだった授業で、テクスチャーの授業がありました。質感表現でアンリアルなありえない感じを重視したり、追究したりするようです。業種は変わっていないとは思いますが、ハード面よりコミュニケーションといったソフト面にスライドした感じを受けました。

 

各展示すべてまわったわけではありませんが、工芸祭は見応えがあり、ほんとうは三日くらいやってもいいんじゃない? と思いました。良い展示でした。

第3回かぐやSFコンテスト選外佳作に選ばれました。

 SFウェブマガジン、バゴプラの第3回かぐやSFコンテストで最果てへ走った女が選外佳作に選ばれました。選外佳作は最終候補の候補という位置付けで二次通過相当です。第3回かぐやSFコンテストの特設サイトのリンクはこちら。

virtualgorillaplus.com

都立工芸同窓会(旧築地工芸会)2022年度総会

5月21日に都立工芸同窓会(旧築地工芸会)総会が開かれました。70名を超える卒業生が出席しました。

会長、大賀勉氏の挨拶から始まり、来賓代表、東京都立工芸高等学校統括校長、池上信幸先生の挨拶、2022年度会計報告が事務局からあり、会則変更の件ならびに新役員承認、新会長、梶広幸氏の挨拶、そして2022年度予算案承認がありました。

 

大賀勉氏の挨拶では、都立工芸同窓会のスタートとして組織改革が行われたこと、会則の見直し、そして同窓会の存在目的が話されました。

存在目的については現行の工芸生を応援する工芸基金。このお金をどのように分配していくかといった学校側との共同運用の側面です。

また築地工芸会時代の不透明な資金の流れ等を見直した件等、なかなか興味深いお話も聞けました。

また新しい時代に合わせた情報の面、つまりはホームページの刷新が図られたようです。

 

東京都立工芸高等学校統括校長、池上信幸氏の挨拶では、都立工芸のユニークな学校としての在り方、工業高校でありつつも、デザイン、工芸の感性の教育ができるという点がいま揺らいでいるという話が印象的でした。詳しくは都の方針で工業高校であるわが校に工業系の教員を採用するようにという流れが来ているということで、なかなか難しい判断に迫られているという話をお聞きました。

他にも男子生徒の割合が減っているという状況の変化に、学校として今後どのように対応していくかといったこともお聞きました。幸い倍率は1.7倍であり、順調ですが、今後の舵取りに不安がないわけではない、非常に難しい問題ではあるといいます。

 

事務局からの会計報告は、前年度の決算報告と2022年度の予算案の提示がありました。前年度が赤字であったこともあり、慎重な予算案の提示が示されました。特に変わったのはホームページの運営費でしょうか。

 

今回、会則が変更されたという話では、我々にとっては不勉強ながら会則ってそもそもあったのかという認識でいましたが、配られた資料で会則をきちんと読むことができました。なので、総会には出たほうがいいなと素直に思いました。

 

新会長はD科卒の梶広幸氏に決まり、新たな都立工芸同窓会の始まりですが、もちろん、満場一致で決まったわけではありませんでした。例えば現段階で会費を納入している会員をどのように増やすかといった問題、その具体的な解決策は未だ不透明だと指摘をした方もいました。

そして、アイデンティティの問題です。築地工芸会を思い切って都立工芸同窓会に変更したことに少なからず違和感を覚えたという方もいました。僕もその辺は考えていました。築地の名で通ってきた伝統をここで止めてしまっていいものか? と。

会長、大賀勉氏の話では、現在の都立工芸同窓会に併記して築地の名を残すという案が提唱されていますが、それもどのような道を辿るかはよく分かっていません。

 

最後に2022年度予算案承認は承認されました。

 

初めての同窓会参加になりましたが、今回の同級生の参加はなく、特に懐かしい話もせず帰ってきました。

 

今後、会費の納入システムの変更で、郵便局からだけではなくコンビニ振り込みも可能になり、さらに状況は変わって、ホームページから直接会費を納入する仕組みが出来上がっているのだそうです。すごい時代になったものですね。

 

それでは報告を終えます。

書き出しSF小説賞の選外おすすめに選ばれたよ。

公募ガイド主催の書き出しSF小説賞で私の作品を編集部の選外おすすめに選んでいただきました。テーマは「AIと猫」。全体で約650点もの応募があったそうです。選ばれた作品はTwitterの九頭見 灯(くずみ・ともしび)名義のものになります。

 

作品はこちら。

 

色んな方にお祝いの言葉をいただき、嬉しいです。

上池袋、atösaki

土曜日は、上池袋のatösakiにお邪魔しました。店主は東京都立工芸高校卒業生のmashi-miさん。私の同級生です。

東武東上線北池袋駅から歩いて5分ほど。

 

くすのき荘のなか古道具のお店です。

 

お店の中へと一段上がれば、店主の集めた古道具がずらりと並びます。どこか懐かしさを感じる物たちが。レトロ。

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お店のなかには古道具がずらり

またmashi-miさんの本業はグラフィックデザイナーということで、mashi-miさんのデザインしたカード等も置いてあります。

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隈取が可愛いカード

店主とこの日に偶然出会った高校の部活動の友達と話し込んでしまいました……。ちなみに私は山岳部でした。

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くすのき荘で、ほんのひととき。

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棚には駄菓子が。懐かしいです。

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東京都豊島区上池袋4-20-1くすのき荘

土日営業

 

自己紹介。

東京都立工芸高校グラフィックアーツ科OBの小林です。ふだんは九頭見 灯火という名前でTwitterに生息しています。

twitter.com

 

最近の活動といたしましては、別ペンネームの前島刑で氏田雄介編「10文字ホラー 1」(星海社FICTIONS)に作品を掲載させていただいています。

www.seikaisha.co.jp

 

この黒い本に箔押しで「10文字ホラー」と印字されているものを書店で見かけた方も多いかもしれませんね。

 

さて、学芸大学工芸会は主な活動として、卒業生の活動に勝手に参加しようという方針を取っていこうと思っています。何かしらの活動があればご連絡くださいませ。

そこに立ち寄り、可能であればお写真等を取り、ブログに掲載していきたいなぁなどと考えています。

 

では末永くお付き合いいただければと思います。

 

追記:小林蒼名義で選外佳作を獲りました! 2023.10.05